Q43.生命に関わることを占えますか?また占うことを拒否している内容があれば教えて
    下さい。


A43.「占い師は生死について言及してはいけない」と思っている方も多いでしょう。西洋占星学
    家の間でも意見が分かれる非常に難しい問題です。これはあくまでも、私個人の考えです
    が、誤解を恐れずに言えば、この問題についても他の問題と同様、ケース・バイ・ケースだ
    と思っています。

    言うまでもなく、聞かれるままにお教えすることは、絶対にありません。死期を知りたいとい
    う場合、その理由は様々ですから、まずはご相談者の気持ちや状況を伺います。相続の
    問題があるから、老老介護が限界だから、配偶者が憎いから、等々。このような場合、対
    象者の死期を占うことが適切であるとは当然、思えません。それぞれ、相続運、健康運、
    夫婦の相性など、他の問題として扱うのが妥当だと思います。

    その他にも、生きていたくないから余命宣告を受けたから生命の危険がある仕事に
    携わるから
、という理由で死期を確認したいという方もいらっしゃいます。こういったケース
    でも「それならば…」と簡単にお教えする訳にはいきませんが、相談者の心境、状況、占い
    結果などによっては、生死の問題に少しだけ触れることもあります。ただし、運命で定められ
    た死期はありません。その時の体調や生活環境によっては、細心の注意が必要であるとい
    う警告に留まります。人には死期となり得る時期が複数あります。その危険期を無事に乗り
    超えれば、さらに生きられるのですから、死期を断言するようなことはありません。まずは、
    危険期の乗り越え方をアドバイスするべきだと思います。

    ただ、過去に一度だけ、死期をお伝えしたご相談がありました。ある医師が私の元を訪れ、
    ご自身の病名とその治療の経緯、そしてもう長くは生きられないことを打ち明けて下さいま
    した。医者仲間にも診断してもらい、残念ながら間違いないと宣告されたそうです。「自分も
    医者だから、もう十分解ってるんだけど… 他に死期が分かる人に、もう一度だけ判断を仰ぎ
    たいんです」と真剣な眼差しを受けました。そしてさらに深くお話を聴き、今回は占ってみよう
    と決心しました。

    「私は医師免許を持ちませんから、病気の診断をすることは法的に許されませんが…」と前
    置きをして、あくまでも西洋占星学的な見解をお話しました。医師は「あなたも医者と同じこ
    とを言うんだね」と、穏やかな笑みを見せてくれました。気持ちの整理がついたとおっしゃっ
    て頂いて、ホッと胸をなで下しました。

    一貫して「生死に関わる質問はご法度です」と断ってしまえば簡単なのですが、ご相談者だ
    って不謹慎であることを重々承知で相談しているのに、状況は千差万別なのに、一つ一つ
    深く考えることもせず、通り一遍に断って良いのかと悩まされるのです。私も共に悩むべき
    ではないかと、今はそう思って、内容に応じた方法で、ご相談に乗っています。

    占うことを拒否している内容は、犯罪に関わるご相談です。犯罪に加担することになります
    から、当然お受けできません。




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文・構成・編集 : MONDO / 取材協力 : 采慧(サキ)



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