Q16.前回の質問についての続きです。美しさには固執しないほうがよい、ということで
    しょうか?


A16.前回の回答で、美についてネガティブな側面だけを取り上げてしまいましたが、美を求
    めることを否定している訳ではありません。むしろ私は、人々が美しさを追求することは
    素晴らしいことと感じています。

    美しさについてもう少し掘り下げて考えてみましょう。まず、美的感覚というものは、人そ
    れぞれ、美しいと感じる基準が違います。例えば、多くの人に好まれる顔立ちを、全ての
    人が絶世の美女と判断するわけではありませんし、ミス○○を受賞すれば間違えない、
    というのもちょっと違うと思います。

    私が思う"美しい人"とは、人と比べず、自分の個性を良く理解し、チャーミングな部分を
    最大限に引き出し、欠点さえも活かそうと努めていく人。つまり"クリエイトする力"がある
    人に、美が宿るのだと思います。人々が美について語る場合、必ずと言って良いほど容
    姿に関することだけでなく、生活習慣、立ち居振る舞い、言葉づかい、心遣いなど、話題
    は多岐に及びます。このような美人論を目にするにつれ、美しく生きようとすることの積み
    重ね自体が、人を美しく変えてゆくのだと感じます。その背景にある努力に、深い感銘を
    受けるのです。

    容姿の好みにはもちろん個人差がありますが、生き様から醸し出される美しさは、多くの
    人の賛同を得る美しさだと思います。そして生まれつき授かった美より、日々の努力によ
    り手に入れた美しい佇まいの方が、より魅力的で人の心を捉えるものだと思います。美し
    さは"生まれつき与えられるもの"と考えるのは、非常にもったいない発想だと思います。
    まずは自分の何か一つでも、美しくあることを心掛けることで、人に与える印象は大きく
    変わるのではないでしょうか。私は、人は誰でも"美しい人"になれると思います。

MONDO:美しさについてのお答えの中で、「西洋占星学で体格や顔立ちの特徴を知ることは
       できます」との言葉が気になって仕方がありません。占いでどの程度まで知ることが
       できるのでしょうか?モンタージュが作れるくらいですか?

采慧(サキ):さすがにモンタージュまでは作れません(笑)。というのも西洋占星学が示す顔形の
        特徴というのは、先天的な大きな特徴で、後天的にはなかなか変えられないものが
        示されます。例えば、丸顔や角顔、鼻筋が通っている、目に特徴がある、赤毛・くせ
        毛などです。各パーツの細かい部分までは分かりません。

 


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文・構成・編集 : MONDO / 取材協力 : 采慧(サキ)



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